2019年11月23日 愛知県民の森&宇連山

11月23日。晴れのち曇りという予報だが前回途中であきらめた宇連山に再挑戦。

本来ならば自分の足を考えると遅くたって6時に出発しないといけない。

ところが家を出たのは8時。あかんわなぁ。

それでも愛知県民の森駐車場を出たのは9時10分くらいだった。

今度は距離的に短いルートで宇連山頂上を目指すと歩き始めた。

亀石の滝を目指して林道を歩き始めた。調子は良かった。

亀石の滝。あらこんなに素敵な滝だったの。

途中で自分の選んだ道が最短じゃなかったことが分かったのだが亀石の滝をみて

『遠回り正解かな』と思えた。

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亀石の滝

32mとの説明が。

さてここからが大変です。急登の始まりです。

滝尾根まで急ですが、ジグザクに進む言うところの山道です。

滝尾根まで上がりました。

既にへろへろになってきました。

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道の脇で『あ゛ー』となりながら寝そべっているとトレイルランニングをしていると思しきお兄さんが笑顔で挨拶をしてくれてとっても軽い足取りで通り過ぎていきました。

うらやましーなぁ。

さてここから滝尾根自体は特別急登ではないといえばない。でも歩きながら休めるところがない。とにかく道は登りだけ。

途中人生の先輩方のパーティーと青いシャツの人に抜かれた。

青いシャツの人が「宇連山まで行くんですか。」と聞く。

「行くつもりですが、途中であきらめそうです。」と答えると、

「結構あるみたいですよね」と言いながらスタスタと行ってしまった。

そして、滝尾根分岐で西尾根に出て宇連山の分岐まで。

これが急なんだ。滝尾根に上がった時点でヘロヘロだったのにこのいつまで続くかわからんような急登はきっつい。

急登の途中で道を外れて靴を履きなおしているときに仲のよさそうな若者4人組。

賑やかに通り過ぎていく。

「君ら元気やねぇ」と声をかけると

「しゃっべってないと滅入るので」と言いながら急登をスイスイ登って行った。

実は滝尾根分岐に上がる前にいつも腰に巻いているカメラケースをザックに無理くり入れて取り敢えず歩きやすい体制にはして、というかもうその時点で写真と撮るなんて諦めちゃいました。それでもコンパクトカメラは出してありますよ。スマホも。

やがて僕の足でも宇連山山頂と北尾根の分岐に到着。

分岐標識には宇連山山頂まで1㎞ 60分と書かれている。

行くしかないと宇連山山頂にコース取り。

出だしはそうでもないと思ったのはやっぱり僕の間違いでした。

すぐに急登が始まりました。

途中、僕を滝尾根で抜いていった人生の先輩パーティーが下りてきた。

「荷物大きいですね。トレーニングですか。」

『まさか、ヘロヘロなだけです。』

『そんなに重そうに歩いてんのか、俺。』

もう一人妙に気やすく声をかけてきた人が、

「頂上行ってきましたよ。」

よく見たら滝尾根で僕を抜いていった青いシャツの人。

「いやぁ僕は挫けるかも」というと

「後1㎞もないんだから行かなきゃ。」と笑顔で言いながら下りて行った。

この言葉は今思うとかなり効いたんだと思う。

感謝です。

棚山高原との分岐で『はぁー』と思って座っていると頂上から帰ってくる二人組に

「ここから何分」と問うてみた。

「30分はかからないでしょう。」

「そうですか。僕の足じゃ1時間だな。」と返して頂上へ歩き始める。

何と30分で着いた。ビックリ。

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929mの標識の写真は何処にいっちゃんだろう?

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頂上に着くと賑やかな 4人の若者パーティーと駐車場で見かけたこちらも若人のパーティー 5人がいた。

僕の後に同年代と思しき女性 5人+男性 1人のパーティーカップルが登ってきた。

あとで着いたカップル以外は僕より先に下山開始。

僕が下山を開始したのは午後3時過ぎ、後から下山のカップルに北尾根、西尾根の分岐の相当手前で追い越された。

『あっ!尾根に残る最後は俺か!』

下山開始時にはもと来た道を戻るつもりだったんだけど、途中で

『あれ?こんな道歩かななったぞ。』

やっちまいました。分岐を通り越してしまった。

整備の良い山ですし、その先には下石の滝への分岐があるのはわかっているので、道を間違えたことには屁とも思わなかったのだが、この西尾根が永遠に続く急登コースで登る途中からヘロヘロの僕にはとてつもない強敵だった。

足に力がないので下石の滝への分岐までの間に3回くらい滑った。

15時35分くらい下石の滝への分岐から尾根を下り始めると

『あら普通の山道。これなら滝まで1時間くらいで下りられる。』

下りられました。

ところが滝から林道までが結構山道の距離があった。

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下石の滝

林道に出る途中『あぁ滑りそう』と思った木の階段と石の上でしっかり滑って転んだ。

このころになると相当暗くなってきた。

やっと林道におりてベンチを見つけたときは妙にほっとした。

ヘッドライト出して、草臥れた足で30分。

漸く車に辿り着いた。

心肺機能の低下と筋肉の衰えを思い知らされましたが、今回はリベンジ成功ということにしとこうかな。

この山の尾根はキレットの繰り返しとは言いませんが、上り下りがキツイ。

尾根に上がったら展望の良いなだらかな道を歩きたい。うぇーん。

 

宇連山は正式には愛知県民の森の外側ということらしい。

県民の森の中の紅葉は綺麗でした。

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